噛み合わせの治療方法
噛み合わせ治療は完全オーダーメイドです
噛み合わせが崩れている原因や口腔内の状況、過去の治療履歴は患者さんごとに異なります。そのため、精密検査の結果や患者さんのご要望をもとに、最適な治療方法をご提案いたします。
噛み合わせを改善する治療方法
●矯正治療
マウスピース矯正(インビザライン)、ワイヤー矯正
●咬合誘導治療(小児)
乳歯から永久歯への生え変わり時期に行う、顎の正しい成長を促す治療
●詰め物・被せ物の高さの調整
●スプリント治療(顎関節症治療用マウスピース)
顎関節の負担を軽減し、噛み合わせを正しい位置に誘導します。
●悪習慣の改善
くいしばり、姿勢の悪さ、噛み癖、頬杖などの悪習慣が噛み合わせを悪くしている場合があります。
口腔内の状況や患者さんのご要望に応じた治療
●歯周病治療
●再生療法
骨移植、エムドゲイン、骨誘導再生法(GTR)
●根管治療
●歯肉移植
●審美歯科
●インプラント治療
●修復、補綴治療
治療期間
噛み合わせ治療は、全顎治療が基本となり、矯正治療や補綴治療など総合的な治療を行います。
そのため、治療期間は長期にわたり、目安として3~5年程度かかることが多いです。
治療費用(目安)
●初回カウンセリング・精密検査:6万円(税抜)
●噛み合わせ治療(全顎治療):130万円(税抜)~
※患者さんの口腔内の状態によって費用が変動しますので、その都度お見積りいたします。
お支払い方法について
当院では、以下の方法でお支払いいただけます。
●現金一括支払い
●分割払い
●クレジットカード
一括支払い方法
当院受付にてお支払いいただくか、当院指定の銀行口座にお振込みください。
※銀行口座への振込手数料は患者さんのご負担となります。
治療におけるリスク・副作用
咬合再構成(噛み合わせ治療)は、歯周治療、矯正治療、補綴治療などの総合的な治療を必要とし、治療期間が長期にわたることがあります。基本的には全顎治療が必要です。
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顎位の調整
顎の位置を模索する際には、筋肉のマッサージやマウスピースを使用しますが、治療の過程で症状が悪化する場合もあります。
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天然歯や補綴物の寿命
天然歯や補綴物(人工物)は一生持つわけではなく、食事による摩耗が進むため、すり減った場合は交換が必要になることがあります。
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歯の痛み
修復物を入れた直後や治療直後に歯が浮いたように感じたり、痛みを感じることがあります。
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噛み合わせの定期チェック
定期的な噛み合わせのチェックは、歯を長期的に健康に保つために必須です。
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上下の噛み合わせのバランス
骨格から診断した上下の噛み合わせのバランスが重要で、上下両方を治療しないと改善しない場合があります。
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咬合平面の調整
咬合平面(噛み合わせの水平面)の調整が重要で、健全な歯でも上下のバランスが悪い場合は、削って調整することがあります。
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治療期間の変更
歯や歯肉、骨の状態には個人差があるため、計画していた治療期間が変更されることがあります。
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保存が難しい歯のリスク
保存が困難な歯は、時間が経過するにつれて何らかの問題が発生する可能性があります。
※骨格に問題がある場合、後戻りのリスクが高くなります。また、上下の噛み合わせが正しく機能しないこともあります。このような場合、噛み合わせ治療を行ったとしても、骨格に由来する問題が残る可能性があり、治療後も注意深い管理とメンテナンスが必要です。場合によっては、矯正治療だけでなく外科的な治療も検討する必要があるかもしれません。