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悪い噛み合わせは全身に影響する

つかだ歯科医院 噛み合わせ治療
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悪い噛み合わせを放置すると・・・

1.虫歯・歯周病のリスク

歯並びが悪い場合、歯磨きが難しく、デコボコした部分に汚れが残りやすくなります。そのため、どれだけ丁寧に歯磨きをしても汚れが完全に取れず、その残った汚れに含まれる細菌が虫歯や歯周病の原因となることがあります。
また、噛み合わせが悪いことで唇を閉じるのが難しく、常に口が開いてしまう人も多くいます。このような方は口呼吸が習慣化しやすく、口の中が乾燥しがちです。唾液が歯や歯ぐきに行き渡らず、虫歯や歯周病の進行を抑える効果が減少するため、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
歯並びを整えたり、前歯を後退させて自然に口が閉じられるように治療することは、見た目を美しくするだけでなく、虫歯や歯周病のリスクを減らす効果もあります。

2.咀嚼(そしゃく)機能への影響

歯並びや噛み合わせが悪いと、上下の歯がかみ合う部分が少なくなるため、食べ物をかみ砕く(咀しゃく)効率が悪くなります。矯正治療によって噛み合わせを改善することで、咀しゃく機能が向上し、胃腸への負担を軽減できると言われています。

3.発音・飲み込みへの影響

歯並びが悪いと、噛み合わせが低くなり、下顎が後方に押し込まれます。それに伴い、下顎にぶら下がっている舌骨も後方へ押し込まれ、舌骨の運動が制限されます。その結果、舌を押し上げる力が弱くなり、飲み込みづらさや発音のしにくさ、さらには呼吸のしにくさを感じることがあります。
また、上下の前歯がかみ合っていない場合や噛み合わせが逆の場合、特定の音を発音しづらくなることがあります。飲み込む際に舌が上下の歯の間に出てしまう方もおり、これも噛み合わせに問題が生じる原因となります。

4.顎関節症

歯並びが悪くなることで、噛み合わせが低くなり、下顎が後方へ押し込まれると、顎関節症のリスクが高まります。顎のずれにより、顎関節に負担がかかり、痛みや違和感が生じることがあります。また、下顎の位置がずれることで、頭痛や肩こりなどの症状が現れることもあります。

このような症状を予防するためにも、噛み合わせを改善し、口腔の健康を保つことが大切です。

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5.歯ぎしり・くいしばりについて

歯ぎしり・くいしばりの原因の1つとして、噛み合わせがあります。歯科治療などで歯を削ったり、被せ物などをした際に、上下、左右の噛み合わせのバランスが崩れると、結果として歯ぎしり・くいしばりという症状が現れることがあります。これを正しい噛み合わせの状態に戻すことによって症状を緩和することが出来る場合があります。

歯ぎしりやくいしばりは、無意識に行っていることが多く、歯に大きな負担がかかり、歯が欠ける・歯が割れる・歯周病の悪化・頭痛・首・肩こりなどの症状が出ることもあります。

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6.全身への影響

噛み合わせが悪いと、顎関節症を引き起こすだけでなく、一見関係がなさそうな頭痛や首・肩こりなどの原因になることがあります。噛み合わせの乱れは、全身に影響を及ぼすと考えられています。
これは、噛み合わせが悪くなることで顎や頭部、首の位置や筋肉のバランスが崩れるためです。顎が歪むと頭部が傾き、その傾きを補正しようと体が肩や腰を歪ませてバランスを取ろうとするため、慢性的な頭痛・肩こり・腰痛の原因となることがあります。顎の筋肉は首や肩の筋肉と繋がっているため、噛み合わせの問題が全身の痛みに繋がることもあります。
噛み合わせを改善することで、慢性的な痛みから解放されたり、生体機能が向上することが期待できます。

7.呼吸のしづらさについて

顎が小さい人や噛み合わせが低い人は、舌が喉の方へ落ち込みやすく、舌根沈下が起こりやすくなります。これにより、気道が圧迫されて呼吸がしづらくなることがあります。いびきや、睡眠中に喉が詰まって目が覚めるといった症状も、噛み合わせが原因となっている可能性があります。
当院では、矯正治療の前にCT撮影を行い、気道の容積を計測し、噛み合わせが呼吸にどのような影響を与えているかを視覚化しています。また、矯正治療後にも再度CT撮影を行い、気道の広がりを確認し、改善されたかどうかをしっかりと評価しています。

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噛み合わせは全身の健康に影響する

噛み合わせは、お口まわりだけでなく、全身の健康にも影響すると考えられています。

噛み合わせが悪い状態

顎関節に負担がかかる

噛み合わせが悪いと、顎関節に大きな負担がかかります。

そのため、噛み合わせが悪い方は、顎関節症になりやすい傾向があります。

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下あご・顔がゆがむ・ずれる

左右の顎関節がアンバランスで下顎(下あご)がずれることにより、顔もゆがんでしまいます。

つかだ歯科医院 噛み合わせ治療
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正常な場合(平行)

左側で噛む癖がある場合

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頭蓋骨・首が歪む・ずれる

頭蓋骨は15種類23個の骨で構成されています。下顎(下あご)は筋肉によって他の骨とつながっているため、下顎のバランスが崩れると、頸部(首)や頭蓋骨全体にも影響を与え
ます。特に、複数の骨が組み合っている頭蓋骨は歪みやすく、下顎の不調が首の傾きや捻じれにつながることがあります。
この歪みが全身に影響を及ぼすこともあり、噛み合わせの治療を通じてバランスを取り戻すことが重要です。

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全身に影響が出て、不定愁訴(原因不明の不調)が現れる

噛み合わせがズレることで、重い頭部が傾き、そのバランスを無意識に保とうと身体全体のバランスや姿勢が崩れてしまいます。このように、噛み合わせの乱れが全身に影響を与え、頭痛、肩こり、首の痛み、腰痛、めまいなどの原因不明の不調(不定愁訴)が現れることがあります。
不定愁訴は、様々な要因やストレスが重なって引き起こされる症状と考えられていますが、近年では、その要因の一つとして噛み合わせが深く関わっていることが明らかになってきました。噛み合わせを適切に整えることで、これらの症状の改善が期待されます。

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正常な噛み合わせと

正しい全身バランス

噛み合わせが​ずれると

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下顎がずれることにより、全身のバランスが崩れ、体に悪影響を及ぼすことがあります。

全ての症状が噛み合わせによって改善するかどうかは個人差があります。噛み合わせが原因でない場合、他の医療機関への紹介を行うことがあります。特に、精神疾患と噛み合わせの関連を判別することは非常に難しいです。

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